ガンプラ用語集

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[サ行]

◎サフ

サーフェイサーの事。男●家のことではない。

◎サーフェイサー ( Surfacer )

いわゆる溶きパテで、小さな傷を消したり、塗装時に塗料ののりをよくするために吹いたりする。その動作を「サフ吹き」という。500~1200番程度が良く使われ、数字の多い方が粒子が細かくなっている。基本的に、500番は小さな傷を消すために、1000番は塗装の下地作りに使用される。軽目に吹かないとモールドを消してしまう恐れあり。

また、鋳造表現など、わざとザラザラにして質感をだす手法もある。

◎サンディング ( Sanding )

紙ヤスリ(サンドペーパー)をつかったヤスリがけのこと。

◎サンドペーパー ( Sand paper )

紙ヤスリのこと。

◎シール ( Seal )

裏面に粘着面をもつ紙に模様を印刷したもの。プラモのほかにも玩具類によく使われ、模様や色分けなどを再現するために使われている。剥がれやすさや、質感のおもちゃっぽさを無くせば、下手に塗装したり改造パーツを使うより良い仕上がりになることも。(私のことですな)

◎仕上げ塗料 [ しあげとりょう ]

普通に塗装したままの状態だと、塗料の差による光沢の違いなどで表面が統一されてないように見えることがある。こう行ったことを回避するために塗装後、上からトップコートなどの仕上げ塗料を吹き付けることで、全体の色見を統一することが出来る。また、塗料のはがれもある程度ながら回避することが出来る。

◎ジオラマ ( Diorama )

単体の模型を情景を作ったベースといっしょにして一つの作品としたもの。情景模型。ディオラマ、デオラマ、ダイオラマ。

◎下地 [ したじ ]( Base )

パーツに一番最初に吹く塗料。黒や基本色など。または塗装出来ないものに塗装する際、塗装出来るように塗っておくもの。

◎シリコン ( Silicon )

プラスチックの一種で、撥水性・絶縁性に長けており、キッチンや風呂場のタイルの継ぎ目を埋めたり、胸を大きくしたり、変圧器などによく使われている。また、硬化時間もそれなり(数時間~一日程度)なので、パーツやガレージキットの複製をする際の型取り剤としてよく使われる。

◎シンメトリー ( Symmetry )

左右対象の事。左右対称だと全体的にまとまりが出る。スクラッチする際にシンメトリーにするのは、プラ板をテンプレート代わりにするとよいが、それなりの技術が必要。まとまることを嫌う私の作品はアシンメトリーがほとんど。

◎シャドウ吹き [ しゃどうぶき ]

MSは、設定では15mほどの大きさである。しかしプラモはその1/100~1/144だからあるべきはずの影が出来ない。それをウェザリングで付けるのがこの手法。エアブラシがあった方がうまくいくらしい。スミ入れ同様、下地に黒などを足した色を溶剤などで薄め、モールドの上を軽くなぞっていくと、いかにもそこに影が出来ているように見える。しかし塗料が濃すぎるとすべてをだいなしにしてしまうので注意。

※厳密に言うと、色を濃くするのに黒を混ぜるのはよくないです。

◎ジャンク ( Junk )

改造したりしたときにでたあまりのパーツや残りのクズのこと。重宝します。

◎樹脂系接着剤 [ じゅしけいせっちゃくざい ]

通常言われる接着剤。パーツの断面(接着面)に塗り、その後パーツ同士を合わせ、接着する。有名なのはタミヤの白蓋、スチロール樹脂系接着剤。プラセメントとも呼ばれる。

◎瞬間接着剤 [ しゅんかんせっちゃくざい ]

略して「瞬着」。読んで字のごとく、「あっ」と言ってる間に、ホントにくっついてしまう優れもの。小さなパーツなどを接着するのに便利。ただし、衝撃にはもろい。
一般的に瞬間接着剤は空気中の水分と反応して硬化するので、付けすぎると硬化しないので要注意。この瞬間接着剤をさらに、超瞬間(?)に硬化させてしまう物もある。もともとは手術用に作られた。

 

◎瞬間接着パテ [ しゅんかんせっちゃくぱて ]

アルテコのなどがそれ。アルテコだと粉末と硬化剤を混ぜると約3分で削る事が出来るようになる(らしい)。切削性もポリパテ並とか。"瞬間接着"というだけあってパーツへの食いつきはかなりのもの(らしい)なので、パテだと剥離してしまうような薄く盛ることも可能(らしい)。

◎上腕 [ じょうわん ]

腕の肘から肩までの部位の事。ここがたるんでいるとおばさん臭くなる。

◎白サフ [ しろさふ ]

ホワイトサーフェイサーのこと。

◎シングルアクション ( Single Action )

エアブラシの操作の方法の一つで、ボタンを押すとエアと塗料が同じに出るタイプ。塗料の調節はノズル部分で行う。他にダブルアクションやトリガー式のものがある。

◎侵食 [ しんしょく ]

物が何かの理由により削られたり、内部にその「理由」が入り込み侵されていくこと。プラモだと、エナメル系塗料により、プラが侵食されることがよくある。

◎真鍮線 [ しんちゅうせん ] ( Brass line )

真鍮(銅と亜鉛の合金)で出来た線(棒)。ある程度の加工性と強度がある為ディオラマなどでプラモを固定するときや、プラモの可動部に仕込んで軸にしたりする。

また、当然プラより丈夫なので、戦車の手すりとかアンテナなどの細いパーツをこれで作り直したりする。

◎真鍮パイプ [ しんちゅうぱいぷ ] ( Brass pipe )

真鍮線と同じ真鍮で出来たパイプ。プラパイプと違う所は、材質が丈夫なので外径1mm以下のパイプも作れる。

◎シンナー ( Thinner )

人体に有害なもの。もともとはペンキなどの希釈剤の事。一部の方々にとっては気持ちの良いもの。プラモ用は、毒性は低いもののやはり長時間吸っていると、中毒症状を起こしかねないので、使用時には必ずマスクをし、窓を開ける・換気扇を回すなどの方法で、空気の入れ替えを。また、肌の弱い人はシンナーで肌が荒れてしまう場合があるので手袋などで手を覆い、使用後は手を洗うように。

◎水性ホビーカラー [ すいせいほびーからー ] ( 水性 Hobby Color )

グンゼ産業(今はGSIクレオスでしたね。年がバレますか?)から出ている水溶性アクリル塗料。シンナーを使わず、水で溶かす事が出来る。勿論道具の洗浄も水で出来る。

また、乾燥すれば水に溶けるようなことはない。それほど強い匂いもせず、有害なものがない(少ない)ので特に初心者にオススメの塗料と言われている。

しかし、溶剤が水な為プラへの食いつきが悪く、ラッカー系よりも乾燥時間が長いため、本当に初心者にオススメなのか疑問が残る。(よく、乾く前に触っちゃって指紋がつくんだこれが)

 

数年前、専用の溶剤が発売されたらしいが、店頭で見たことがない。
なお、これまで専用の溶剤が発売されなかったのは、「水性」だからではなく、「タミヤのアクリル溶剤が使えるから」ではないかと囁かれている。店頭で見ないのも多分これが理由だろう。

◎スクラッチ ( Scratch )

スクラッチビルド ( Scratch Build )の略。まぁ つまりはゼロから手作りの事。ホビージャパンの作例は昔は結構スクラッチしている事が多かったが、最近少なくなってきているのは、バン(以下検閲により削除)

◎スケール ( Scale )

縮尺、大きさのこと。ガンプラでは1/100・1/144が主に出回っている。劇中、特に大きなMS(MA)は1/220、1/550などで商品化されることが多い。なお、100/1とすると、100倍という意味になるので注意。
1/100などは、メートル法から、1/48や1/144はヤードポンド法から来ている。ちなみに、1/60や1/144といった半端な数字なのは12の倍数になってるかららしい。

◎スジ彫り [ すじぼり ]

パーツに筋状につけた溝のこと。モールド。たいていのものは消えてしまう。

◎スチロール樹脂 [ すちろーるじゅし ] ( Styrol )

エチルベンゼンから作られる液体を原料とする人工樹脂。この液体自身引火性があるため、スチロール樹脂に火をつけると景気よく燃える。燃えると同時に有害ガスが出るのでその手の趣味のない人は要注意。

◎セミスクラッチ ( Semi Scratch )

フルスクラッチのように全てを一から作るのではなく、キット等をそのキットの部分よりもスクラッチ下部分の方が多いほど大幅に改造をしたもののこと。

最近の模型誌の作例などで、「MG〇〇のフレームを芯にしてフルスクラッチ…」といった文章が見受けられるが、言葉の意味を(以下検閲により削除)

◎スナップフィット ( Snap Fit )

昔(20年程)前のプラモでは、必ず接着剤が必要(アオシマの一部キットを除く)だったが、スナップフィットの採用によって接着剤無しでもちゃんと組みあがるようにした。バンダイのここ数年出したガンプラはすべてこの方法が取られている。

他メーカーのキットでも、スナップフィットが当たり前になってきているが、パーツの合いの精度や、組みやすさはバンダイに叶わない。

◎スプリングパイプ ( Spring pipe )

要は目の詰まったバネ。ただし、引っ張るもんじゃない。主にディテールアップや、軽いアーマー類(フロントアーマーなど)の接続に使われる。関節としては、最も自由度が高いが、ポーズを固定することは出来ない。

◎スポイト

理科の実験等で使う液体をとるため(?)の道具。シンナー(溶剤)を頻繁に使う人はポリ製などはやめといた方がいいかも。知らんまにスポイトが破けてシンナーが流れ出す・・・・てな事が前あった。それと、なるべく長い(といっても、20cmくらい?)方が良い。シンナーの入れ物は大だと結構深いので・・・

◎スミ入れ [ すみいれ ]

ガンプラに、メリハリを付けるためにモールドに溶剤で5~6倍に薄めた塗料を流し込む。色は、だいたい流し込む部分の色の同系でより濃い色。はみ出したところは、ティッシュ等に溶剤を染み込ませ、はみ出た部分を拭き取る。あくまではみ出た部分だけを。ウェザリングの一種。

◎スリット ( slit )

チャイナドレスのスカートにあるような、細長い裂け目のこと。よくあるのはガンダム等の胸のインテーク部などで、一枚一枚の板の隙間の事をいう。「スリット状のモールド」というのは、細いモールドが短い間隔で数条に彫られている物をいう。

◎成型色 [ せいけいしょく ]

最近のキットは未塗装でもある程度の完成度を出せるように、生成する際、プラスチックに色をつけておく。この色のことを成型色という。さらに言えば、最近のガンダムカラーは、成型色にあわせて調合されているらしい。

◎積層 [ せきそう ]

プラ板等を重ねたもの。プラ板はほとんど0、5~1mmなので、厚い物(スカートアーマーなど)を厚味を増す程度ならともかく、自作する時等は、プラ板一枚では絶対に出来ない(出来るけど他の物、例えばパテ等が必要になるとか、とにかく大変)が、100%パテの固まりだと重い。そこで、プラ板を何層も重ねる(積む)。だから積層。

◎接地性 [ せっちせい ]

主に足などが接地、つまり地面にちゃんとついているかということ。接地性が低ければ、何かポーズを取らせた際に不自然な形になってしまうことが多い(特に立っている状態のとき)。接地性は基本的に脚部の各関節の自由度できまる。特に股関節と足首関節が重要。

良い例が、SEEDのコレクションシリーズで、こいつは膝が全く動かないのに、かっこいい立ち姿をとらせることができる。(ビザだけが動く旧1/100ガンダムと正反対)

◎接着剤 [ せっちゃくざい ] ( Cement )

パーツとパーツを繋ぎ合わせる(接着する)ためのもの。大きく分けて2種類あり、パーツを溶かしてあわせるタイプとパーツ表面の凸凹に侵入し硬化してあわせるタイプ。

◎設定 [ せってい ]

物のありかたを定めたもの。気にしすぎると体に良くないもの。

◎前腕 [ ぜんわん ]

腕の肘より下の部分の事。物によっては、ここにシールドなどとのジョイントが有ったり、オプションが付いていたりする。

◎素組み [ そぐみ・すぐみ ]

キットの指定通りに組む事。または無改造で仕上げる事。
読み方については「すぐみ」「そぐみ」で意見がにぶんされているらしい。 

(おらあ、この記事を作るまで「すぐみ」って知らんかったぞ)

◎ソフトビニール ( Soft Vinyl )

塩ビ製で中空になっている物を特にこう呼ぶ。軽いのが特徴。昔のガレキでは多かったが、塗装のしにくさや、再現性の問題、レジンや新素材の低価格化により、現在ではあまり見られない。ソフビと略されることもある。

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